知っておきたい建売住宅の購入の流れ!契約における注意点も紹介
こんにちは!福井・石川の住宅会社リビングスペースです。
「住宅を購入を検討しているが、購入までの流れがよくわからないし、何から始めれば良いのかを知りたい」という方に必見です。
本記事では、これから建売住宅の購入を検討している方に向けて、購入の流れを下記の3つに分けてご紹介します!
- 契約前の準備
- 売買契約
- 契約後から入居まで
それぞれのフェーズで重要なポイントは多数あるため、1つずつ詳しく解説していきます。
目次
建売住宅(新築)を購入したときの取引の流れ
建売住宅(新築)を購入した時の取引の流れは以下のとおりです。
「契約前の準備」
- 資金計画を立てる
- 物件を探す
- 申込と住宅ローンの事前審査
- 必要書類の準備
「売買契約」
- 重要事項説明を受ける
- 売買契約締結
「契約後から入居まで」
- 住宅ローンの審査・契約
- 物件の立ち合い
- 登記の手続き
- 引渡し・入居
同じ建売住宅であっても完成・未完成で少し取引の流れは異なります。上記流れは一般的な取引の流れですので、どちらの方にも参考になります。住宅購入経験がない一般の方でも分かりやすく、詳しくご紹介していますので確認しておきましょう!
「契約前の準備」の詳細と注意点
初めに、「契約前の準備」の詳細と注意点について下記の順序でご紹介します。
- 資金計画を立てる
- 物件を探す
- 申込と住宅ローンの事前審査
- 必要書類の準備
今後、入居する物件はこの段階で決定します。入居後に後悔しないためにも、契約前の準備の詳細と注意点について1つずつ見ていきましょう!
資金計画を立てる
建売住宅を購入する際、資金計画をしっかりと立てる必要があります。建売住宅は土地と建物のセット価格で販売されていますので、注文住宅よりも資金計画がしやすいです。
ただ、資金計画をきっちり行わないと、ローンを組めなくなったり引渡し時に支払いができなくなったりする可能性があります。そうならないためにも、住宅部分だけの価格だけでなく、諸費用やランニングコストなどを資金計画に含め計算しましょう。
併せて、「ローンを組んだ場合の毎月の返済額はいくらなのか」「建売住宅購入時に費用はいくらまで用意できるのか」なども細かく考えておくと、売買契約意向がスムーズに進みます。
物件を探す
資金計画が固まったら、予算に合った物件を探しましょう。建売住宅の場合、販売価格があらかじめ決められているので、予算内での住宅購入が実現しやすいのが嬉しいところです。
物件探しには、まずは希望のエリアで物件を5つぐらいピックアップしましょう。そして、その5つの物件を実際に内覧しに行き、自身に合っているかどうかを確認することで、物件探しがスムーズに進みます。
物件探しや内覧で不明点があれば、担当者に連絡しましょう。不明点を残しながら物件探しをしてしまうと、入居後も気になってしまいます。後悔しない物件選びをするためにも、少しでも気になった点や不明点は必ず問合せしましょう。
申し込みと住宅ローンの事前審査
物件が決定したら、購入申し込みです。購入申し込みは、価格などの購入希望条件を記載したうえで署名・押印が必要です。この時点では支払いは発生しないケースもありますが、売主によっては10万円程の申込金が必要になることもあるため、事前に確認しておきましょう。
購入申込みは、手続き上絶対に必要なわけではありませんが、申込みという行為を通じて、「自分たちが購入する予定です」と明示し、他の方が購入できないよう手を打っておくことができるというわけです。
特に人気のエリア、人気の物件であれば早めの申込みをおススメします。
そして、購入申し込みと同時に行うのが住宅ローンの事前審査です。住宅ローンは事前審査と本審査の2段階に分かれています。事前審査は、購入者の勤務年数や借金の有無、社会的信用など問題ないのかの確認です。金融機関側の信頼を担保するためにも、必ず行いましょう。
住宅ローンの事前審査には、身分証明書や健康保険証、収入証明書が必要になるため、準備・持参しましょう。
手続き書類と手付金の準備
売買契約では、必要書類として住民票などが求められます。手付金は不動産会社によって異なりますが、下の手付金の目安を確認し、事前に準備しておきましょう。
物件状態 | 費用全体に占める手付金の割合 |
---|---|
完成物件 | 10% |
未完成物件 | 5% |
また、手付金のなかには、印紙代や仲介手数料などは含まれていません。別途準備が必要ですので、多めに資金を用意しておくと安心ですね。
尚、手付金支払い後、自己都合で契約を解除される場合は、手付金が返金されないケースもあることを覚えておきましょう。
「売買契約」の流れと注意点
次に、「売買契約」の流れと注意点について下記の順序でご紹介します。
- 重要事項説明を受ける
- 売買契約締結
契約前の準備が終了すれば、いよいよ売買契約がスタートします。重要事項説明や売買契約書の捺印・押印が求められます。
重要事項説明を受ける
売買契約では、宅地建物取引士から重要事項の説明があります。
重要事項説明では、建物や建物の構造、規約などの説明があります。専門用語が多く、一般の方には理解しにくい内容ばかりです。不明点や疑問点があれば必ず質問しましょう。
売買契約締結
売買契約時には、売買契約書面に署名・捺印して契約を締結します。内容に相違があるかどうかを必ず確認し、署名・捺印しましょう。その際、少しでも不明点や疑問点が発生すれば必ず質問することが大事です。
売買契約書に署名・捺印をしてしまうと契約が完了するので、悩んでいる方は特に注意が必要です。後戻りはできません。もし、しっかりと読み込みたいという方は、事前に売買契約書の写しが貰えるかどうか聞いてみましょう。事前に確認しておけば、署名・捺印が早く終了しますので、おすすめです。
「契約後から入居まで」の流れと注意点
最後に、「契約後から入居まで」の流れと注意点について下記の順序でご紹介します。
- 住宅ローンの審査・契約
- 物件の立ち合い
- 登記の手続き
- 引渡し・入居
引渡し・入居がスムーズに進めるためにも、これから紹介する内容について理解しておきましょう。
住宅ローン審査・契約
契約締結が終了すれば、住宅ローンの本審査と契約が始まります。事前審査を行っていた金融機関に本審査の申し込みをおすすめします。
金融機関が住宅ローン本審査で重視しているのは、火災保険の加入有無や借入金額、金利プランなどです。返済能力があるかどうかも重視されます。
住宅ローンの本審査で必要になる書類は以下のとおりです。
- 収入証明書
- 課税証明書
- 住民票
- 印鑑証明書
- 身分証明書
- 勤務証明書
- 健康保険証
- 売買契約書
- 登記簿謄本(土地・建物)
- 公図・実測図、建物図面
複数の証明書が必要になるため、事前に準備しておきましょう。住宅ローンの審査期間は7〜10日程度と言われています。入居日から逆算して、住宅ローンの本審査申し込みを行いましょう。
登記の手続き
引渡し・入居前には、司法書士にお願いして登記の手続きを行います。下記の4つの登記手続きが必要になるため、確認しておきましょう。
1. 建物表題登記
2. 所有権移転登記
3. 所有権保存登記
4. 抵当権設定登記(住宅ローンを利用する場合は必要)
自身で登記の手続きを行うことは可能ですが、手間がかかります。また、手続きが複雑になるケースが多いため、司法書士に依頼することがほとんどです。司法書士への依頼は、約5~6万円ほどと言われています。とはいえ、上記4つの登記を行うとなれば費用も高くなるため、事前に確認しておきましょう。
登記手続きは、引渡し後に行います。そのため、引渡し時点ではまだ売主名義で買主の名義には変更していないため、注意しましょう。
引渡し・入居
登記完了がまだ残っていますが、最後に建売住宅の引渡し・入居が行われます。基本的に引渡しは、ローン審査を行なった金融機関で行われ、金融機関での引渡しの際に残代金が支払われます。
全ての引渡し手続きが完了すればようやく入居です。入居では、家具・家電の搬入や引っ越し作業などが発生します。ギリギリにスケジュールを組んでしまうと、入居日までバタバタしてしまうため、余裕を持ったスケジュールを組んでおきましょう。
流れと注意点を押さえてスムーズにマイホームを手に入れましょう!
今回は、これから建売住宅の購入を検討している方に向けて、購入の流れを「契約前の準備」「売買契約」「契約後から入居まで」の3つに分けてご紹介しました。建売住宅の購入は、一般の方にとっては難しいと感じてしまったかもしれません。
大枠を理解でき、事前準備もしっかりとできていれば、スムーズに引渡し・入居へと進められるので、ぜひ参考にしてみてください!