住宅購入のベストなタイミングはいつ?購入者の平均年収も紹介!

こんにちは!福井・石川の住宅会社リビングスペースです。

多くの人にとって、住宅の購入は人生で一番の大きな買い物であり、それに伴ってさまざまな悩みを抱えていると思います。その中でも「住宅を購入するベストなタイミングっていつなのだろう?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

明確なタイミングがないとはいえ、収入や環境などさまざまな要因から住宅購入するべきタイミングがある程度考えられます。そしてこれまでの住宅購入のデータをもとに、どれだけの収入や貯蓄があると良いかも把握できると、今後の動き方も変わってくるでしょう。

本記事では、住宅購入のタイミングを考える際のポイントや購入者の平均年収などを紹介したうえで、2022年は住宅を購入するタイミングなのかを解説します。

住宅購入のタイミングはいつがベスト?

住宅購入のタイミングはいつがベストなのでしょうか。住宅購入にはさまざまな要素が影響し、その人や家庭の状況によって変わってくるため、一概には言えません。

しかし、目安となる数値や平均値を知っておくことで、住宅購入のタイミングを検討する大きな材料になります。

下記5つのデータを基に、目安や平均を紹介します。

  • 年収
  • 貯金額
  • 年齢
  • 子どもの年齢
  • ライフイベント

それぞれのデータについて詳しく見ていきましょう。

年収で考える

住宅購入のタイミングを決める基準の1つとして「年収」があります。年収で考えた際、住宅を購入するタイミングは平均で世帯年収700万円前後

年収は住宅ローンを組む際の借入できる金額に大きく関わってくるため、無理せずにローンの返済をするためにも、自分の世帯年収を把握しておく必要があります。

種類別の住宅購入時の世帯年収の平均は下記になります。

住宅の種類平均世帯年収
注文住宅744万円
分譲戸建住宅688万円
中古戸建住宅720万円
リフォーム住宅642万円
国土交通省「令和元年度住宅市場動向調査」参照

世帯年収の割合では、リフォーム住宅を除いた全てで「世帯年収600〜800万円」が20%を超えております。

本データは世帯年収のデータのため、夫婦どちらか一方ではなく、2人の年収を合算して比較してみましょう。

貯金額で考える

住宅購入のタイミングを決める基準の2つ目は貯金額です。住宅購入を検討する貯金額の目安は1500万円程度であると言えるでしょう。

以下の貯金額を参考に、これからどのくらい貯金すべきかを考えてみると良いですよ!

住宅の種類頭金総購入資金
注文住宅960万円3,901万円
分譲戸建住宅713万円3,894万円
中古戸建住宅907万円2,685万円
国土交通省「令和元年度住宅市場動向調査」参照

家の種類によって頭金の支払額も異なり、注文住宅と建売住宅の差はおよそ250万円ほどとなっています。この頭金に加え、生活防衛資金も必要となってくるため、追加で200〜300万円程度必要になってきます。

住宅購入後の生活資金に困らないように、自分の生活にいくら必要なのかを把握して、しっかりと貯金をした上での購入をおすすめします!

年齢で考える

住宅購入のタイミングを決める基準の3つ目は「年齢」です。一般的には、住宅購入は30代で検討する方多いようです。

住宅購入時の世帯主の年齢を見ると、注文住宅、分譲戸建住宅、分譲マンションでは30代が最も多く、いずれも40%を上回っており、注文住宅の建て替えやリフォーム住宅では60代が最も多くなっています。

結婚や出産などのライフイベントを機に、これからの計画を立てる人が多いですね。また、多くの人が35年の住宅ローンを組むため、逆算して30歳で住宅ローンを組むと定年までに完済することができるということも大きな要因であると考えられます。

自分自身の年齢と返済にかかる年数を把握して、無理のない返済ができる範囲での検討がおすすめです。

子どもの年齢で考える

お子さんが幼稚園に通い出すタイミング。付きっきりだったお子さんが幼稚園に通い、その間に手続きを済ませておくなど、スムーズに住宅購入を進められます。

お子さんの年齢が上がり、小学校や中学校に上がったタイミングで住宅購入をした方ももちろんいます。どちらにせよ、お子さんが手を離れるタイミングをで、住宅購入を検討したり手続きを済ませるのが良いでしょう。

ライフイベントで考える

結婚、出産、子どもの進学、独立など人生にはさまざまなライフイベントがあり、これらのライフイベントを機に、住宅購入を検討する人が大半を占めます。

例えば、結婚を機に購入する場合は、これから人生を共にするパートナーと、家族計画をお考えながら住まいづくりができ、若いうちから住宅ローンを組めることが特徴です。

出産を機に購入する場合は、子育てしやすい住環境や、子どもが通う幼稚園や学校を考えてエリアを選ぶことができます。

これらのライフイベントとその他の条件を総合的に見て、住宅購入を検討するようにしましょう。

住宅購入を決断するポイント

住宅を購入を決断するポイントは、下記の3つが挙げられます。

  • 購入する住宅の種類
  • 住宅購入に必要な総費用
  • 住宅購入に利用できる支援制度

これら3つの事項を総合的に加味して、検討すると良いでしょう。これらの事項について下記で詳しく紹介していきます。

購入する住宅の種類

住宅購入を考える際にまず考えるべきポイントは住宅の種類です。

大きく分けて戸建住宅には下記の2種類があります。

注文住宅

建売住宅

注文住宅は自由度が高く、間取りや内装といった細かな点まで理想を詰め込めます。要望が多い分、費用は高くなりがちですが、自分の理想のマイホームを一番叶えやすいかもしれません。建売住宅であれば、価格を抑えながら利便性の高い環境を手に入れられます。

そして弊社では「注文住宅のように自由度が高く」「建売住宅のように利便性も高い」セミオーダー住宅をオススメしており、費用を抑えつつも理想を叶えやすい住宅です。

それぞれ価格差やメリット・デメリットがあるため、自分の家族計画や資金計画とそれぞれの住宅の特徴を把握したうえで検討する必要があります。

住宅購入に必要な総費用

住宅購入に必要な総費用は中古住宅ではない限り、最低で3,000万円ほど必要になってきます。

例えば、住宅購入にかかる総費用の平均は、土地なしの新築注文住宅の場合は4,615万円、土地ありの新築注文住宅の場合は3,555万円、分譲戸建住宅の場合は3,851万円となっています。

土地の有無やエリア、メーカー選びなどで費用に大きな差が生まれるため、慎重に検討する必要があります。住宅購入の大きなポイントの1つになるため、じっくりと検討するようにしましょう。

住宅購入に利用できる支援制度

住宅購入にはさまざまな支援制度や優遇制度を利用できます。

例えば、こどもみらい住宅支援事業では最大100万円の補助金を受け取ることができ、太陽光発電や蓄電池を搭載したZEH住宅を建てる場合、ZEH補助金でも100万円の補助金を受け取ることができます。

また、住宅ローン控除を利用することで最大13年間、住宅ローン残高の0.7%の控除を受けることができます。

対象や条件、期間などはそれぞれによって違うため、確認しておく必要があります。

このほかにも住宅購入の際に利用できる補助金などをご紹介しておりますので、こちらをご覧ください。

2022年は買い時?

※参照:国土交通省「不動産価格指数」、フッラット35「民間金融機関の住宅ローン金利推移

では、2022年は買い時なのでしょうか。

住宅業界の市況がわかる、「不動産価格指標」より読み解いてみましょう。

令和4年6月30日に国土交通省から発表された最新のデータによると、不動産価格指数は、上昇傾向にあります。特に分譲マンションの上昇は著しく、今後も上昇し続けることが見込まれます。

また、金利は低水準ではあるものの上昇傾向にあり、先行きも不透明です。住宅購入は早めのタイミングで検討したほうが良いと言えるでしょう。

まとめ

住宅購入のタイミングについて、基準となるデータや平均、ポイントなどを紹介しましたがいかがでしたか?

必ずしも平均収入がないと購入できないわけではありません。住宅購入のタイミングは各世帯の状況によってさまざまですので、平均収入や貯蓄額、住宅ローンの基準を把握していろんな視点から住宅購入の時期を考えてみましょう。

住宅の購入は一生に一度の大きな買い物です。しっかりと家族と相談をし、後悔のないように検討してみてください♪