今さら聞けない住宅ローンの種類!今と昔では〇〇が変わった

こんにちは!福井・石川の住宅会社リビングスペースです。

みなさんは「住宅ローンは昔と比べて変わったのか」「住宅ローンにはどんな種類があるのか」気になったことはありませんか?

住宅ローンは昔と比べて、大きな変化がありました。

マイホームを購入するうえで、住宅ローンは必須です。そのため、収入や住宅の規模に合った住宅ローンを選択しないと、予算オーバーして住宅ローンの支払いが滞ってしまう可能性もあるんです!

せっかくマイホームを購入したのなら、無理なく住宅ローンの支払いをして快適に暮らしたいですよね。

そんなあなたのために、本記事では「住宅ローンの種類」だけでなく

  • 今と昔でなにが変わったのか
  • 住宅ローンを選ぶポイントはあるのか

についてご紹介します。

この記事を読んで最適な住宅ローンを選択してください♪

今と昔では住宅ローンの主流が変わった

結論として、今と昔では住宅ローンの主流が変わりました。

かつての住宅ローンの主流といえば、「政策金融機関の住宅金融公庫」でした。

年金住宅融資とともに、二大公的機関融資として住宅ローン業界をリードしていました。

ただバブル崩壊後、政府の行政改革の一環として、どちらも廃止になったのです。

住宅金融公庫のほうは、2007年に独立行政法人の住宅金融支援機構として生まれ変わりました。しかし、新規融資に関しては災害復興融資や収入の少ない方向けの融資に限られていたため、住宅ローンの主流は民間ローンに移ったのです。

現在の住宅ローンの種類と特徴

住宅ローンには、大きくわけて以下の3つの種類があります。

  • 銀行ローン
  • フラット35
  • 財形住宅融資

住宅ローンを組むときは、実際にローンを組む人の収入や住宅物件の規模を含めた審査がおこなわれるので、あらかじめ確認しておきましょう!

銀行ローン

銀行ローンはメガバンクをはじめとする金融機関が、それぞれで独自に取り扱っている住宅ローンになります。

また、金融機関によって取り扱っている金利タイプは異なるので注意しましょう!

金利タイプについては後ほど詳しくご説明します!

そのほかにも、「団体信用生命保険」や「繰り越し返済機能」など各金融機関それぞれでサービスを展開しているのです。

なお、銀行ローンの場合の資金用途は以下の項目に限定されています。

  • 自身が居住するための住宅購入または建築のための資金
  • 自身が居住するための住宅の増改築資金
  • 各種住宅ローンの借り換え資金
  • 住宅購入のための諸経費

また、銀行ローンの借り入れ要件は、以下のようになっています。

  • 年齢
  • 勤務状況
  • 収入
  • 団体信用生命保険の加入可否
  • 建築基準法に基づいた物件かどうか
  • 返済期間および返済方法

条件をクリアしていないと住宅ローンを組めない可能性があるので、事前に確認しておくといいかもしれません!

フラット35

フラット35は、借り入れ時の金利が返済期間中に変動しない「全期間固定型」の住宅ローンです。独立行政法人・住宅金融支援機構と民間の金融機関との提携でつくられている住宅ローンとなっています。そのため、金融機関ごとに金利や手数料が異なります。

また、現在は「フラット35」とより金利の低い「フラット20」を組み合わせた「ダブルフラット」にも注目!これらの住宅ローンを組み合わせることで、返済額の一部を20年経過時に、残りの返済額を35年経過時にというように、2段階の返済期間を設定できます。

確かに、借り入れ当初の金額は上がりますが、子供の教育費や老後の費用などに備えて時期をずらして返済できるのでおすすめです!

財形住宅融資

財形住宅融資は、勤務先において「財形貯蓄を1年以上行っている」もしくは「財形貯蓄の残高が50万円以上ある」など、一定の条件を満たしている人が利用できる住宅ローンです。

財形貯蓄金額の10倍、最大で4000万円まで借り入れできます。

なお、財形住宅融資では5年ごとに金利の見直しがおこなわれる5年固定型が採用されています。

住宅ローンの金利タイプ

前述までに金利タイプのお話は何度か登場していますが、こちらでは住宅ローンの金利タイプについてご紹介します!

住宅ローンの返済金額は、金利が約1%違うだけでも数百万円も変わることもあるんです!なので、住宅ローンを組むうえで金利は非常に重要なポイントとなります。

ただ、最初から金利の低い住宅ローンを選択していれば問題ないのかというと、そうではないんです!

住宅ローンには以下の3つの金利タイプがあり、

  • 変動金利型
  • 固定金利選択型
  • 全期間固定型

どの金利タイプを選択するのかによって、メリット・デメリットも異なります。

変動金利型

変動金利型はその名の通り、金利が変動する可能性のある金利タイプになります。

金利に関しては半年に1度変動する可能性があり、金利変動に基づいて5年ごとに返済金額の見直しがおこなわれます。

金利や返済金額が変動したとしても影響のない収入を得ているかもしくは、世帯年収増加が予想されている方については変動金利型でも問題ないかもしれません。

固定金利選択型

固定金利選択型は「変動金利型と固定金利型」をミックスしたような金利タイプです。

住宅ローンを組むときに10年や20年などといった期間を選択して、その期間については金利が一定になるという仕組みです。

固定金利の期間が終了したあとは、固定金利型か変動金利型のどちらかを選ぶことになります。自分の収入や生活スタイルに合わせた固定金利を設定できるのでメリットが多いように思いますが、以下のようなデメリットもあるので注意しましょう!

  • 固定金利期間が終了するタイミングで金利が上がっていると、住宅ローンの返済金額も高くなる可能性がある
  • ほとんどの金融機関では固定金利期間終了後は金利の優遇幅が小さくなるため、金利が上がらなかったとしても返済金額が増えるケースが多い

そのため、固定金利期間が終了するまでに繰り上げ返済をできる方や、返済金額が増えてしまったとしても問題ないという方は「固定金利選択型」でもいいでしょう。

全期間固定型

全期間固定型は、借り入れ期間中ずっと金利が変わらない金利タイプになります。

すでにご紹介している「フラット35」が代表的な住宅ローンです。返済金額の変動に不安のある方や、収入が安定しない方におすすめです!

万が一、収入が減ってしまっても金利が一定なので返済計画も立てやすいでしょう。

ただその分、他の金利タイプと比べると金利は高い傾向にあります。そのため、返済終了まで金利があがらなかった場合は、総合的にみると返済金額も高くなるので注意が必要です!

住宅ローンの返済方式

住宅ローンの返済方式には、おもに以下の2つがあります。

  • 元利均等方式
  • 元金均等方式

「元利均等方式」を選択すると、毎月の返済金額は一定になります。「元金均等方式」を選択すると、返済開始当初は返済金額が高いですが、返済をしていくうちに返済金額が下がっていくのが特徴です。

それぞれの方式の特徴を理解して、自分に合った返済方式を選択しましょう!

元利均等方式

元利均等方式は、借り入れ金額と金利の合計金額を毎月、均等に返済していく方式です。毎月の返済金額が一定なので、返済計画が立てやすいというメリットがあります。ただ、後述する元金均等方式と比べると借り入れ金額がなかなか減らないため、総合的な返済金額は多くなるかもしれません。

元金均等方式

元金均等方式は、借り入れ金額のみを毎月、均等に返済していく方式です。金利を加算すると借り入れ当初の返済金額は多くなりますが、返済が続いていくにつれて返済金額はさがっていきます。

元利均等方式と比べると借り入れ金額が減っていくスピードが早いため、総合的な返済金額も元利均等方式より少なく済みます。

住宅ローンを選ぶポイントは?

住宅ローンを選ぶには、以下のことを明確にしておく必要があります。

  • 何年で返済するか
  • どのくらい貯蓄があるか
  • 毎月の理想の支払額はいくらか

総合的な支払い金額は金利と返済期間によって変わるので、住宅ローンの種類と合わせて金利タイプも慎重に選択しましょう!

なお、住宅ローンを見直す場合には借り換えの利用も有効です!

仕組みを理解して、自分に合った住宅ローンを選択しよう

本記事では、住宅ローンの変化と現在の住宅ローンの種類についてご紹介しました。

自分に合った住宅ローンを選択することで、無理なくマイホームを手に入れられます!

ただ住宅ローンの種類や金利タイプについて把握していないと、予想以上の支払いをすることになるので、本記事でご紹介した内容を理解して夢のマイホームを手に入れましょう♪

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