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ZEH建売とは?光熱費と暮らしが変わる仕組みを解説

2026.09.11 家づくりコラム

ZEH建売とは?光熱費と暮らしが変わる仕組みを解説

モデルハウスや不動産広告で「ZEH」という文字を見かけても、注文住宅だけの話だと思っていませんか。実はZEH建売という形で、断熱・省エネ・創エネの性能を備えた建売住宅(分譲住宅)も増えています。この記事では、ZEHの基本的な仕組みから、ZEH水準・断熱等級・BELSとの違い、北陸の気候での効果までわかりやすく整理します。

 

 

ZEH建売とは?断熱・省エネ・創エネで光熱費を抑える建売住宅


 

ZEHとは?断熱・省エネ・創エネで実現する住宅

 

ZEH(ゼッチ)とは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称で、家庭で使うエネルギーと生み出すエネルギーの年間収支をゼロに近づける住宅を指します。言葉だけを聞くと難しく感じますが、考え方はいたってシンプルです。

高断熱な壁や窓で外の暑さ・寒さの影響を抑える「断熱」、高効率のエアコンや給湯器、LED照明などでエネルギー消費を抑える「省エネ」、太陽光発電などでエネルギーを生み出す「創エネ」という3つの要素を組み合わせることで、使うエネルギーを減らしながら、創るエネルギーでまかなっていきます。

かつては注文住宅で採用されるイメージが強かったZEHですが、近年は建売住宅でもこの性能を備えた物件が少しずつ増えてきました。次の章では、ZEHと混同されやすい言葉の違いを整理し、住まい選びの判断材料にしていただきます。

 

ZEHとよく似た言葉の違いを整理


ZEH

ZEHのまわりには「ZEH水準」「断熱等級」「BELS」といった似た言葉が並んでおり、違いが分かりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。ここでは、それぞれの言葉が指す意味をひとつずつ整理していきます。

 

ZEH水準との違い

ZEHと「ZEH水準」の大きな違いは、太陽光発電などの創エネ設備が必須かどうかという点です。ZEHは断熱・省エネに加えて創エネ設備の搭載を前提としていますが、ZEH水準は断熱性能や一次エネルギー消費量の基準はZEHと同等でありながら、創エネ設備の設置までは求めていません。寒冷地や低日射地域、多雪地域など創エネの導入が難しい住宅を想定し、創エネを必須としない区分も用意されており、建売住宅で「ZEH水準」という表記をよく見かけるのはこのためです。屋根の向きや面積の制約がある土地でも選びやすい基準といえます。

 

断熱等級との違い

断熱等性能等級は、住宅の窓や壁など外皮の断熱性能だけを1〜7段階で評価する指標です。ZEHとは、高断熱な壁や窓、省エネ・創エネ家電などによって、年間の一次エネルギー消費量を実質ゼロにする住宅のことを指すため、断熱等級はZEHを構成する要素のひとつに過ぎません。ZEHに求められる断熱性能等級は断熱等級5とされており、断熱等級5を満たしたうえで一次エネルギー消費量の削減率などの条件をクリアして初めて、ZEHやZEH水準と呼べる住まいになります。断熱等級5は、ZEH水準を見分けるひとつの目安と考えるとわかりやすいでしょう。

 

BELSとの違い

BELS(ベルス)は、ZEHのような性能の「基準」ではなく、住宅の省エネ性能を第三者機関が客観的に評価し表示する「制度」です。建築物の省エネ性能を5段階の星の数で表示できる制度であり、再エネ設備のない住宅では最大4つ、再エネ設備がある住宅では最大6つの星で評価されます。この評価書を見れば、その建売住宅がZEHやZEH水準に該当する性能を備えているかどうかを、感覚ではなく数値で確認できます。物件のパンフレットやウェブサイトにBELSのラベルが掲載されていないか、ぜひ確認してみてください。

 

 

北陸の冬と積雪でZEH建売の効果はどう変わる?


北陸の冬:断熱で変わる家の中の温度差

石川・富山・福井の北陸3県は冬の底冷えと積雪が厳しく、暖房にかかる光熱費が家計を圧迫しやすい地域です。断熱性能の低い家では廊下や浴室が冷え込み、暖かい部屋との温度差から血圧が急変動するヒートショックのリスクも高まります。

ZEH水準の断熱性能を備えた建売住宅は、壁や窓からの熱の逃げを抑えるため、暖房を効かせた部屋の暖かさが家じゅうに保たれやすくなります。廊下やトイレとの温度差が小さくなることで、冬場のヒヤッとした体感も和らぎ、暖房費の抑制にもつながっていきます。

一方で、北陸は曇天や積雪の日も多く、太陽光発電を搭載していても冬季は発電量が伸び悩む場合があります。創エネの効果は季節や天候に左右されやすいため、まずは断熱・省エネによって使うエネルギー自体を減らせる家かどうかを、判断基準のひとつにしてみてください。

 

ZEH建売のメリットとデメリット


 

ZEH建売のメリットとデメリット

建売でZEH水準の住まいを選ぶかどうかを考えるときは、良い面だけでなく気になる点もあわせて知っておくことが大切です。ここではメリットとデメリットの両方を整理してご紹介します。

 

メリット

ZEH水準の建売住宅は高い断熱性能により、夏は涼しく冬は暖かい室温を保ちやすく、冷暖房にかかる光熱費を抑えやすいという特長があります。家じゅうの温度差が小さくなることで、ヒートショックのリスク低減にもつながります。

太陽光発電や蓄電池を組み合わせた場合は、災害による停電時にも一定の電力を確保できる安心感があります。省エネ性能の高い住宅は今後の住宅市場でも評価されやすく、資産価値を維持しやすい点も魅力のひとつです。ただし効果の感じ方には個人差があり、電力使用量や暮らし方によっても結果は変わります。

 

デメリット

ZEH水準の建売住宅は高性能な断熱材や設備を採用する分、一般的な建売住宅と比べて価格がやや高くなる傾向があります。太陽光発電はオプション設定となっている場合が多く、搭載の有無や容量によっても費用は変わってきます。

太陽光発電を搭載していても、天候や季節によって発電量は変動し、特に冬季は日照不足で発電量が落ち込みやすい点にも注意が必要です。加えて、発電効率のよい屋根の形状に整える必要があるため、デザインの自由度がやや制限される場合もあります。契約前に標準仕様とオプションの範囲を確認しておくと安心です。

 

建売でもZEH水準の住まいは選べる|BELS表示の見方


BELS

 

ZEHというと注文住宅でオーダーメイドするイメージを持つ方も多いかもしれませんが、近年は建売住宅でもZEH水準の性能を備えた物件が増えています。間取りを一から決められるわけではなくても、断熱・省エネ性能を備えた住まいを、比較的分かりやすい価格と工期で選べるのが建売のよさです。

購入を検討する際の判断材料として役立つのが、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)の表示です。国が定める省エネ基準からどの程度省エネを実現できているかを見る指標をもとに星の数で示されており、星の数が多いほど省エネ性能が高いことを表します。

物件のパンフレットやウェブサイトに星マークのラベルが掲載されていれば、その建売住宅がどの程度の省エネ性能を持つのかを客観的に確認できます。断熱性能を示す家マークや、目安となる光熱費の記載もあわせてチェックすると、ZEHやZEH水準への理解がより深まります。気になる物件があれば、BELSの評価書を見せてもらえるか担当者に尋ねてみるとよいでしょう。

 

北陸・滋賀でZEH水準の建売住宅を探すならリビングスペース


 

全棟BELS省エネラベル取得

株式会社リビングスペース(以下、リビングスペース)は、北陸(石川・富山・福井)と滋賀で建売住宅を企画・建築・販売している住宅会社です。金沢本社をはじめ、福井本店・富山店・彦根店を拠点に、雪の多い北陸の気候にあわせた住まいづくりに取り組んでいます。

住宅性能の面では、経済産業省のZEH事業と環境省ZEH事業の執行団体であるSii(一般社団法人環境共創イニシアチブ)から、ZEHビルダーとして最高評価にあたる6つ星認定を受けています。最高評価を受けたのは全国登録ビルダー全体の7.51%となっており、リビングスペースはこの評価を2年連続でいただきました。加えて、全ての住宅でBELS省エネラベルを取得しています。断熱性能についても等級5相当のZEH水準を意識した仕様を採用しており、北陸の冬でも過ごしやすい住まいを目指しています。

各物件の断熱等級や太陽光発電の有無、価格などの詳細は物件により異なるため、最新の情報は物件検索ページでご確認ください。モデルハウスの見学や資料請求も受け付けていますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

 

まとめ


 

ZEHとは?

ZEHとは、断熱・省エネ・創エネという3つの工夫によって、住まいで使うエネルギーの収支を実質ゼロに近づける家のことです。ZEH水準は創エネ設備が必須でない点、断熱等級は外皮性能のみを示す指標である点、BELSは省エネ性能を星の数で表示する制度である点など、それぞれ役割が異なります。

雪の多い北陸では、高い断熱性能が冬場の光熱費やヒートショック対策に役立ちます。建売住宅でもBELSの表示を確認すれば、ZEH水準の性能を備えた住まいかどうかを判断できます。住まい選びの際は、ぜひこれらのポイントを参考にしてみてください。

 

ZEH建売とは何かについてよくある質問


 

よくある質問

ここまでの内容を踏まえて、ZEH建売について読者の方からよく寄せられる疑問をQ&A形式でまとめました。購入検討の最終確認としてお役立てください。

 

  • ZEH建売は普通の建売よりどれくらい高くなりますか?
    • 断熱材や設備のグレードによって費用は変わるため、金額を一概にお伝えすることはできません。断熱性能や太陽光発電の有無など、仕様の違いを比較したうえで検討することをおすすめします。

 

  • ZEH水準の建売住宅にも太陽光発電はついていますか?
    • ZEH水準は太陽光発電などの創エネ設備を必須としない基準です。搭載の有無やオプションかどうかは物件によって異なるため、販売担当者に確認してみてください。

 

  • BELSの表示はどこで確認できますか?
    • 物件のパンフレットやウェブサイト、モデルハウスなどでBELSの評価書やラベルが掲示されている場合があります。表示が見当たらない場合は、担当者に評価書の有無を尋ねてみましょう。

 

  • 北陸のような雪の多い地域でもZEH建売の効果は本当にありますか?
    • 高い断熱性能は、雪国特有の底冷えや室内の温度差を和らげる効果が期待できます。ただし太陽光発電の発電量は天候や日照時間に左右されるため、断熱・省エネ性能を中心に検討するとよいでしょう。

 

  • ZEH水準と断熱等級5は同じ意味ですか?
    • 断熱等級5はZEH水準の断熱性能の目安とされていますが、ZEHやZEH水準は断熱性能に加えて一次エネルギー消費量の削減率なども含めた基準です。断熱等級だけでなく、あわせて確認することが大切です。

 


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